メディカルリンク症例集

CASE.4

秋田県 高橋内科医院

きめ細やかな降圧薬調節に役立つのに加え、
食事・減量指導の一歩先を行く患者教育が可能

Medical LINKのしくみは非常に画期的で、医師や患者さんの負担を増やすことなく、薬の効果などを細かく把握できるようになりました。また、健康診断などで高血圧を指摘されて来院された患者さんが治療を開始する際、従来は食事指導などの患者指導が主体でしたが、患者さんにとってはすでに聞いた話であることも多く、治療へのモチベーションが上がらないというのが問題になります。Medical LINKを導入することで「現在の血圧の状態を知る」という指導の軸ができ、スムーズに家庭血圧の測定習慣を身に付け、治療につなげられるようになりました。さらに、患者さんのなかには「治療で血圧も150mmHgまで下がったし、これでいいだろう」など、自身の値を甘く見る人もいます。Medical LINKの画面には目標の血圧値などが図で示されるので、こうした患者さんの治療継続への意欲を高めるのに一役買っています。

高橋内科医院
高橋 晶先生

BEFORE

  • 患者さんは家庭血圧を測ることに対して抵抗感は少ないが、記録せずに測りっぱなしの人が多い。
  • 特に測定時間にバラつきのある人や血圧の変動の大きな人などでは、血圧手帳の数字から真の血圧の状態を評価しにくく、また長期的な血圧の変化をとらえることも難しい。

AFTER

  • 患者さんの負担なく継続的に家庭血圧の記録を残すことができるとともに、データを測定時間別に整理できるなど、より活用しやすいかたちになった。
  • 測定結果を推移グラフや平均値で見ることができるため、血圧が不安定であっても、長期的なトレンドから患者さんの状態を的確に把握できる。
  • 血圧の日内変動や日差変動を確認することができ、患者さんの血圧の特徴に合わせた患者指導につながっている。

佐藤邦正さん(仮名)42歳、男性。

前医の閉院に伴い、当院へ転院。
降圧薬治療中だが、血圧コントロールは不十分。

家庭血圧の変動が大きい患者さんでも、血圧の平均値を比較することで、治療効果を正確に把握できる。測定時間帯別に血圧値がグラフ化されることで、「朝の拡張期血圧が高い」など、患者さんの特徴をより細かく捉えられる。

DOCTOR’S COMMENT

佐藤さんは機械関係のお仕事をされていることもあり、Medical LINKというしくみに大変興味をもたれ、当院に移られたのをきっかけに使用を開始しました。前医のときから降圧薬の処方は行われていましたが、Medical LINKの結果を見ると降圧は不十分と考えられましたので、薬の変更を行いました。佐藤さんは血圧の日間変動が大きく、それぞれの測定数値だけを見ていては降圧薬の治療効果を把握するのは難しいケースです。その点、Medical LINKでは期間ごとの平均値を見ることができるので、効果を的確に評価できたと思います。その後、さらに薬の増量を行った結果、収縮期血圧は低下傾向を示しています。ただし、血圧の推移のグラフを詳しくみると、まだ朝の拡張期血圧が高いこともわかりましたので、今後、さらなる治療の調節を行って、十分な降圧を目指していきたいと思っています。